古市研究室 新着情報
What's up!, the latest news at Furuichi Lab.

 

研究室モニタ前の杉﨑亮太君

3年生の杉﨑亮太君がこの夏休み中CG担当の一人として制作に取り組んでいたMILLENNIUM PARADEの新曲「KIZAO」のMV (Music Vdeo)がこの度公開され,公開後4日で視聴数が220万回を超えました.

杉﨑亮太君は先日CG-WORLDでも活躍したメディアデザインコースの所属で,今回担当したのはMV中の背景となっている混沌とした東京のビル群の一部ですが,MILLENNIUM PARADEのコンセプトである「KONG TONG TOKYO(混沌東京)」と実にマッチしています.皆さんもYouTube上の動画をご覧いただき,CGの可能性に興味を持っていただければと思います.なお,動画末尾のエンドロールの一番最後右下に,RYOTA SUGISAKI が CG Artist 5人の一人として書かれているので,探してみてください.


MILLENNIUM PARADE - KIZAO feat. Rauw Alejandro, Tainy

なお,杉﨑君は今年「魔法使いの夜×Fate/Grand Order コラボレーションイベント告知PV」の教室が破壊されるシーンも担当しました,以下の動画もご覧ください.


魔法使いの夜×Fate/Grand Order コラボレーションイベント告知PV(蒼崎青子)ロングver.

NHK総合の番組「所さん!事件ですよ」に古市先生が出演しました(NHK総合2024年9月28日(土)18:05-18:35).

これまで古市先生は「歴史探偵」等歴史番組に出演する事が多かったですが,今回は初の情報バラエティ番組への出演,テーマは「様変わりする“ゲーム”」です.ゲームの持つチカラが,わかりやすく紹介されます.

番組名:所さん!事件ですよ 会社でマージャン講習会!?様変わりする“ゲーム”
放送局:NHK 総合
本放送日時:2024年9月28日(土)18:05〜18:35
再放送日時:2024年10月3日(木)23:00~23:30
※インターネット配信のNHKプラスあり
ただし,以下の各地域では本放送日時での放送はありませんので
ご注意ください.再放送日時またはNHKプラスでの視聴をお願いします.
関西地方(大阪、兵庫、京都、奈良、滋賀、和歌山、三重)
九州地方(福岡、長崎、大分、佐賀、宮﨑、熊本、鹿児島、沖縄)

NHKの番組紹介ページへのリンク(© NHK)

今回番組が対象とするのは,近年様々な分野で使われるようになった「ゲーム」.本番組が2015年に開始した時の番組名は「所さん!大変ですよ」,この時から数えると既に番組では330を超えるテーマが扱われてきましたが,ゲームは今回が初めて.所さんと木村さんの司会により,番組中で取り上げられるゲームに関する専門家としてはプロ麻雀士の松嶋桃さん,筑波大学でe-sportsを含む体育科学が専門の松井崇先生に加えて,シリアスゲームの専門家として古市先生がコメンテータとして出演します.

我が国では近年ゲームの持つ様々な力(人の知的好奇心をあおるチカラ,人を夢中にさせるチカラ等)をそれぞれの分野で活かそうとする方が増加しており,本番組ではそのような利用例がいくつか紹介されます.今後,もっと多くの分野,特に教育や会社の研修分野でこのチカラが利用されることを,番組に出演してこれまで以上に感じましたと,古市先生は番組出演後に言ってました.

ユトレヒト芸術大学の学部3年生Bryan君が,数理情報工学科での5ヶ月間のインターンシップを開始しました.


シリアスゲームを共同で開発するプロジェクトメンバ(学部3年生)

数理情報工学科には様々な国の学生が数理情報工学を学びにやってきますが,オランダからはシリアスゲームの構築法を学びに来る学生が多く,今年はユトレヒト芸術大学から学部3年生のBryan君が9月から古市研究室にやってきました.

これから5ヶ月間で「メタ認知能力の向上」を目的としたシリアスゲームの開発を行い,来年2月または3月の情報処理学会または日本デジタルゲーム学会での発表を目指します.


習志野中央公園での集合写真

日蘭5人のチームで完成を目指す「メタ認知能力の向上」を目的としたゲームは,SNS上に混在する偽情報,誤情報,害意情報に加えて,プラットフォーム側に設置されたレコメンデーションアルゴリズム等により形成されたフィルターバブルやエコーチェンバ等,意図的に個人または集団を対象として各種認知バイアスを駆使して偏向した内容に加工されて発信される情報に対する対処能力を高めるためのゲームとなるそうです.ただ,課題がシリアスなため面白いゲームにするのは難しいですが,これを如何にして若者達が興味を持ち夢中になるゲームとするか,日蘭の若者達のアイデアが楽しみです.

都内で開催された第15回アジア民主主義研究ネットワーク(ADRN)ワークショップに出席し,アジア各国の民主主義がSNSを介した影響工作等により脅かされている現状とその対処法について各国の委員と情報交換しました.

発表の中で最も具体的な活動を行っているのは慶應義塾大学の3年生が中心となって開発と普及活動を行っている Ray's Blog. NHKをはじめ,様々なメディアでも紹介されているのでご存知の方が多いかもしれませんが,SNSの現状を反映した情報リテラシ教育用方法として,とても有効と思われます.国内だけでなく,世界的な規模での普及を目指している点が素晴らしいと思いました.

3年生杉﨑亮太が250時間かけて制作した作品 "ScifiDeco"が,CGWORLD (Vol. 321) 8月号の個人クリエイター作品ギャラリーで選ばれ,掲載されました. 杉﨑君はプロを目指して現在技を磨いてますが,大学では3年生の仲間たち4人でチームを組み,シリアスゲームの開発を進めています.

2024年8月6日(火)に説明会の開催が決定,ゲームをプレイすることの好きな学生は,この機会に創る側のチカラをつけると将来何かとタメになります.初心者歓迎,1年生大歓迎,TAが付きます.高校生も参加する他,中学生の参加も期待されています.イラストの作成やホームページの作成ができる学生は,特に重宝されます.ゲームデザイナー(ゲームの企画を担当する人)はもちろん,リサーチャー(テーマについて調査する人)やパシリ(チームの潤滑油役)も大歓迎!!

第10回シリアスゲームジャム説明会(オンライン) ※事前登録不要

〇日時 2024年8月6日(火)の18時から(JST)

〇参加対象者
・シリアスゲームジャムに参加する方
・参加を検討している方
・シリアスゲームジャムに興味のある方

〇内容
・シリアスゲームジャムに関する説明
・リアスゲームジャムの特徴
・テーマについての説明
・これまでのシリアスゲームジャムの紹介
・質疑応答

〇参加方法 ※予約不要,直接以下のURLにアクセスしてください

Zoom ミーティング
https://nihon-u-ac-jp.zoom.us/j/83462608418
ミーティング ID: 834 6260 8418
パスコード: 166006

※注意
パスコードの入っていないURLですので,参加の際にはパスコードを入力してご参加ください. 時間5分前から待機室を開ける予定です.

2024年6月3日(月)20:00-21:00 に,古市先生と粟飯原先生(現在理工学部助教)がYoutubeライブ「SQOOL加藤のゲーム研究室」に出演し,大学でゲームを研究する意義と魅力をお伝えしました.


↑事前告知動画


10分間のダイジェスト版(↑)
「壇ノ浦の戦い」も忠実に再現!大学でゲームを研究する古市研究室が制作したシミュレーションゲームを紹介してもらいました


当日のライブ記録動画(アーカイブ)はこちら↓から(続くページで)ご視聴ください.

福島地方限定ですが,NHK総合で「歴史探偵 戊辰戦争と会津の戦い」が2024年9月20日(金)19:57-20:42に再放送されます.一回目の放送は2024年5月29日(水)22:00-22:45,生産工学部数理情報工学科の古市特任教授,理工学部精密工学科の粟飯原助教(生産工学部の出身).国際関係学部の淺川教授らが出演しました.これまでの番組では,「シミュレーション開始!」の1声は古市先生が放ってましたが,今回は松廣香織アナウンサーが発声.新政府軍と会津軍の市街戦の再現部分を担当しました.

■番組名
      「歴史探偵 戊辰戦争と会津の戦い」
■放送日時
(再々放送)
・2024年9月20日(金) 午後7:57〜午後8:42 NHK総合 福島地方
(再放送)
・2024年6月4日(火) 午後11:50〜午前0:35 NHK総合 全国
(本放送)
・2024年5月29日(水) 22時00分~22時45分 NHK総合 全国

・国際放送(NHKワールドプレミアム):本放送と同時間
・NHKオンデマンド:1年配信 /NHKプラス:1週間配信 /Tver:1週間配信

■番組紹介
俳優・佐藤二朗ひきいる「歴史探偵社」が今回調査するのは「戊辰戦争の中でも激戦の一つ,会津の戦い」です.詳細は番組のホームページをご覧ください.

第9回シリアスゲームジャム(SGJ9)が2024年3月5日〜7日に日本大学理工学部駿河台キャンパスのタワースコラで行われ,3日間の会期を終えて7つのシリアスゲームが開発され, インディーゲームの配信サイトitch.ioで公開された.

  • 作品一覧 PC上でダウンロードしてプレイできる(※ただし,アナログゲーム作品を除く)

今回のシリアスゲームジャムSGJ9のテーマは「防災」.わが国は大規模震災の発生が多く,防災や減災に対する関心は高いものの,備えが十分できていない人が一定数いる.そこで,SGJ9ではゲームのチカラを防災に対する備えへの関心向上に活かすことをテーマとし,3日間でシリアスゲームを7本制作するのを目標として35人が参加した.前回の第8回シリアスゲームジャムの参加者が25人だったのと比べ,今回は10名多い.一番多かった時は第2回シリアスゲームジャムの50名だったので,規模としては中規模であったといえるであろう.


終了後の集合写真 ※撮影者と撮影時不在の2名等については他の写真とコラージュしています

毎年この時期に数理情報工学科の学生は各地で行われる学会で日頃の研究成果を発表します. 2024年2月23日〜25日に大阪樟蔭女子大学で開催された第14回日本デジタルゲーム学会年次大会では,ゲーム開発やゲーム研究を行う全国の研究者と学生が集まって成果を発表,古市研究室からは3年生2名が参加して「認知的不協和理論に基づく行動の習慣化達成アプリの試作」というタイトルで発表しました.

シリアスゲームとは世の中の課題解決を目的としたゲームのことです.数理情報工学科メディアデザインコース3年生向けの講義「ゲームプログラミング及び演習」では,基本的なゲームプログラミングを学んだ後,チームを編成してシリアスゲームを制作して世界に発信する技術を学びます.2024年2月にコロナ社から出版された「シリアスゲーム」では,わが国を代表するシリアスゲームの研究者5名により,シリアスゲームの定義や様々な分野での応用事例,開発法等についてまとめました. 数理情報工学科の古市昌一先生が担当した第5章の構成は次の通りです.わが国ではまだ少ないシリアスゲームの開発者を目指す学生の皆さんには,ピッタリの一冊です.

第5章 シリアスゲームの開発方法
5.1 シリアスゲーム開発方法普及の重要性
  5.1.1 ソフトウェア工学とゲーム開発
  5.1.2 一般的なゲーム開発とシリアスゲームの開発の相違点
  5.1.3 シリアスゲーム開発プロセスSGDP
5.2 シリアスゲーム開発の実際
  5.2.1 開発者自ら課題に対して調査を行う場合
  5.2.2 ユーザーと専門家の協力を得て開発する場合
  5.2.3 専門のSEと共同で開発する場合
コラム:シリアスゲーム命名クラーク・アプト博士
 5.3 シリアスゲーム開発法の普及活動:シリアスゲームジャム

シリアスゲームジャムとは,社会における様々な課題をゲームのチカラで解決することを目的とし, 専門家とゲーム開発者と学生らが力を結集して短期間でシリアスゲームを制作するイベントです. 2014年に第1回を開催した後,様々な課題をテーマとしたシリアスゲームジャムを開始しましたが,第9回目のテーマは「防災に対する備え」です. これまでのシリアスゲームジャムに参加したのは,大学や専門学校等でゲーム制作を学んでいる学生はもちろんのこと,日本及び海外のプロのゲーム開発者をはじめ,ゲーム制作は初めての一般の方も多数参加し,世の中の課題について皆で考え,ゲームの形にしました.今回も,大学生や専門学校でゲーム制作を学ぶ学生だけではなく,全く初めてゲーム制作を経験する人も,「防災に対する備え」に興味のある人はぜひともご参加ください.


SGJ9のキービジュアルはメディアデザインコースの4年生が描きました

2023年12月10日,大学院博士後期課程1年の関口君が,テキサスのサンアントニオで開催されている国際会議 Winter Simulation Conferenceで,入学してから約半年間の研究成果を発表しました.タイトルは "Information Diffusion Model of SNS and Visualization Method"で,SNS上で発信された情報がどのように拡散し,人々に影響を与えるかを,マルチエージェントシミュレーション方式で再現し,可視化した成果に関するものです.他の発表の中にはより説得力の高い政策等決めるためのマルチエージェントシミュレーション等に関するものが複数あり,今後研究を進める上で大変参考となる情報が得られた国際会議の発表でした.

シリアスゲームの構築法を研究した古市研究室の学生は,卒業後様々な分野でこの技術を活かしています.たとえば,2017年9月に博士号を取得した粟飯原萌氏は現在日本大学理工学部精密機械工学科で助手をされており,理工学部の伊藤賢一准教授らと一緒に熊本北高校自然科学部が取り組んできた元素の周期表を学ぶことができるカード型のシリアスゲーム「元素対戦」の開発にアドバイサとして加わってきました.そして,「元素対戦」は2023年12月9日に行われた 第9回崇城大学ビジネスプランコンテストで「優勝」,さらに「熊本県知事賞」と「NICT賞」,「アドレ賞」を受賞したとのことです.

近年アナログゲームはブームとなっている他,会社の新人研修でアナログ型のシリアスゲームを利用または制作するのが流行っており,シリアスゲームの構築法は様々な分野で応用されています.「元素対戦」は,高校生の部活の成果とは思えないレベルの完成度で,今後はゲームエンジン(Un Real Engine)上でVR化を計画しているとのことで,数理情報工学科の学生によるシリアスゲームの研究は,これら高校生に皆さんが期待している以上を目指す必要があると感じます.高校時代にそのようなチャンスがなかった受験生の皆さん,ゲーム開発に興味のある生徒の皆さんは,日本大学理工学部精密工学科か日本大学生産工学部数理情報工学科を志望校として準備してみてはいかがでしょうか.

古市研究室の学生は,この時期国際会議で日頃の研究成果を発表します.12月4日から6日にハワイのホノルルで開催されたAHFE 2023には,4年生の研究成果が1件(佐々木唯衣さんと渡邉雅子さんらのチーム),大学院博士前期課程1年生 近藤秦正君と東京国際工科専門職大学4年 大谷幹仁(※)らのチームによる発表が1件,大学院博士後期課程4年生・倉川清志君が1件発表しました.

※2020年に開学した東京国際工科専門職大学は,1期生が今年度最初の卒業研究を実施中ですが,今春から古市研究室では東京国際工科専門職大学の小野先生と相談・調整して4年の大谷幹仁君をインターン生として受け入れ,卒業研究の一環として古市研究室の学生と共同でLHSに関する研究を行ってきました.


③について発表する倉川清志君

①左,②右について現地でデモと発表補助を行う古市先生

2023年12月31日まで,CYDEF 2023全講演の日英両ヵ国語による講演動画を,オンデマンドで視聴できます.オンデマンド視聴のための登録は,2023年12月15日まで受付中(ここをクリックすると,Peatixでチケットを購入できます)です. 古市研究室との共同研究に興味のある方には,優待コードを発行させていただく場合があります,希望者はフォームで問い合わせてください.

古市研究室では,2014年にサイバーセキュリティをテーマとしたシリアスゲームジャムに多数の学生が参加して以来,人々のサイバーセキュリティへの対処能力向上をテーマとしたシリアスゲームを多数開発してきました.また,近年はオレオレ詐欺に代表される特殊詐欺の被害から我が身を守るためのシリアスゲームの開発や,アラブの春等SNSを介して小さな民衆のチカラが国家の民主化を動かすことができることを体験するシリアスゲームを開発する等,ネット上の情報発信と拡散,そしてそれが人々の行動に影響を及ぼす点に興味を持つ学生が増え,昨年からは偽情報の発信と拡散及び人々への影響に関する,情報戦や認知戦に関連する研究も行っています.

CYDEF2023キービジュアルの一つとして2年生の杉﨑君が作成した動画

2023年11月11日〜18日にスペインのマドリッドへNATOの会議(HFM-361 Mitigating and Responding to Cognitive Warfare)に参加してきました.マドリッドに行くのは1986年にアフリカ大陸へ渡るためにアルヘシラス急行に乗るために立ち寄って以来なんと37年振り.当時は,地下鉄のグランビア駅前のマクドナルドの建物は豪華絢爛で是非とも行くようにと言われ、実際行ってビックリ.それが現在どうなっているかを仕事の後確認に行ったら,当時と全く同じで更にビックリ.会議は,ちょうど1年前にノルウェーで開催された第1回CogWarワークショップの同窓会みたいな感じで,NATO加盟国の各研究者と更に交流を深めることができました.この動画は,この海外出張全般のダイジェスト版です.ワルシャワでの乗り継ぎに10時間以上あったので,少しだけ街にも出てみました.ポーランドに行くのは生まれて初めてで,古市先生の訪問国は68カ国となりました.

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