古市研究室 新着情報
What's up!, the latest news at Furuichi Lab.

 

夏休み期間中,古市研究室の3年は全員各企業へインターン中ですが,4年生以上は各国で行われるシリアスゲームジャムをはじめ,各地で行われる学会で日頃の研究成果を発表します.2017年9月2日(土)に専修大学で行われた日本デジタルゲーム学会主催のDiGRA JAPAN 2017 夏季研究発表大会には大学院の学生2名が参加し,日頃の研究成果を発表しました.

大学院1年の鈴木雄次郎君が発表したタイトルは「協調性の向上を目的としたシリアスゲーム Line H!tterの開発と評価」で,インタラクティブ(デモンストレーションとポスター)セッション及びオーラルセッション(口頭発表)の双方で2件発表,学生奨励賞を受賞しました.おめでとうございます!

古市研究室では隣の東邦大学理学部情報科学科の3研究室及び生産工学部のマネジメント工学科の1研究室と合同でシンポジウムを実施しています.今年が4年目を迎えるこのシンポジウムはFS2YNと名前が付けられ,今年は2017年8月27日(日)に東邦大学で実施されました.

発表はファストフォワード形式(発表内容を壇上で1分間でプレゼンする)及びポスター形式(発表内容を1枚のポスターにまとめ,30分間ポスターの前で説明及び質疑応答をする)で行いました.この時期卒業研究の進捗は学生毎に大きく異なり,開発したソフトウェアのプロトタイプをデモンストレーション学生も多数いる他,検討段階でまだ開発するものが明確に定まっていない学生もおり,全員とても良い刺激になったのではないかと思います.また,数理情報工学科の学生は3年生も多数参加し(今回初のケースとして2年生も1名参加),来年3月の学会発表を目指して研究中の成果を中間発表しました.

なお,今年初めての試みとして,参加者による「良かったネ」の数により表彰を行いました.最優秀賞は50を超える「良かったネ」を獲得した古市研の新井君「とびとび」が受賞した他,40以上良かったネを受賞した皆さんは全員表彰されました.おめでとうございます.なお,事前の準備から当日の懇親会まで,活躍してくれたのは各研究室の代表幹事の皆さんでした,どうもありがとうございました.来年は日本大学を会場として行います.

2017年8月16日~18日に韓国で開催された国際ゲームジャムGAGJ17(Global Applied Game Jam)にメディアデザインコース4年生の高橋昂大君が参加し,オランダ,中国,韓国の学生とチーム Hot Chilliを組み,プログラマとして活躍しました.Applied Gameとはシリアスゲームのオランダにおける呼び名で,韓国ではシリアスゲーム,アプライドゲーム,あるいは機能性ゲーム等の名前で呼ばれています.GAGJ17にはオランダ人のユトレヒト芸術大学の学生が8名,中国の吉林動画学院の学生が6名,日本からは日本大学の学生が1名参加した他,韓国からはPOSTEC,ソウル国立大,SUNY等の各大学から30名が参加し,3日間で8つのシリアスゲームを開発しました.

今年のテーマは「高齢者福祉・介護へのロボットの利用」.ソウル国立大学看護学部の金先生が,日本における少子高齢化問題と高齢者介護へのロボットの利用を紹介し,来るべき全世界的な少子高齢化問題を救うための,ロボット技術とゲーム技術を融合させたシリアスゲームを開発せよ,と基調講演の中でお話しになり,それから3日間で8つのシリアスゲームが開発されました. チームの中には早速街で基板やモータ等を仕入れ,装着型の歩行センサやロボット等を自作したりするチームもありました.来年も同じ時期に実施されますので,興味のある学生は高橋昂大君等に問合せて下さい.

BS-TBSの歴史番組「諸説あり!」に数理情報工学科の古市教授と学部4年生の高橋昂大君が出演しました.放映は8月26日(土)PM10:00-10:54,「諸説あり! 織田信長 本能寺の変スペシャル 後編」の中で,マルチエージェントシミュレーション技術を使って史実の一部を検証しました.

番組中の1画面,セリフがこれだけだった訳ではありません :-)

☆番組のHP→http://www.bs-tbs.co.jp/culture/shosetsuari/

7月28日(金)に研究室で行われた収録時,マルチエージェント方式によるミクロ交通シミュレータFITSを操作する高橋君とパラメタの指示をする古市教授

2017年7月28日(金),BS-TBSの歴史番組の収録が古市研究室で行われ,4年生の高橋昂大君が開発中のマルチエージェントシミュレータFITS(Furuichi Lab's Integrated Traffice Simulator)を用いて戦国時代に起こったある事象の再現を行いました.収録は朝9:00から15:30まで行われ,古市先生と高橋君とが一緒に議論をしながらシミュレーションを実施する様子を中心に撮影とインタビューが繰り返されました.なお,番組中で使われるシミュレーション結果については,まだ考慮すべき条件がいくつか必要なため,週末から次週にかけて引き続き実施したものが番組中で利用される予定です.

なお,番組の放映日及び内容の一部については,番組表が公開された後にこちらでお知らせします,お楽しみに.

番組収録後スタッフの皆さんと一緒に撮った集合写真

日本大学生産工学部が古市研究室のプロモーションビデオを制作して下さいました!受験生の皆さん向けのビデオですが,古市研究室で現在行っている研究の一部がわかりやすくまとまっています.4月に研究室へ配属されたばかりの3年生が多数出演してくれ,抱負を語ってくれました.今年度中に皆さんの想いが実現することでしょう.

今年度のオープンキャンパスは2017年8月5日と6日に行います.古市研究室では学生が開発したシステムを用いて「シリアスゲーム競技会」を行います.野々村研究室3年の伏見君交えて,7月21日にはプロモーションビデオを作成しました.伏見君は2011年度のルービックキューブ世界チャンピオン(片手3x3x3部門)で,トークと模範演技を当日は観られます.詳細はこちらから

2017年6月26日に女子中高生のためのオープンキャンパス(キャンパスカフェ)が実施され,基調講演者の一人として古市研究室卒業生の植竹未来氏が講演されました.植竹氏は,所属した研究室で様々なバーチャル・リアリティの応用システムの試作を手がけ,卒業研究では脳波による機器制御能力向上を目的としたシリアスゲームを試作されました.数理情報工学科のメディアデザインコースで学んだ技術を活かし,現在はコンサートや舞台等で利用するインタラクティブな電飾システムの開発を手がけ,様々なミュージシャンの全国ツアー等にも同行する仕事を(株)コマデンで行っています.どのような事を学んで今の仕事を選ぶに至ったかを,女子中高生に皆様に向けてご講演いただきました.

今年度も多数の3年生の方に研究室配属のための見学及び面談にお越しいただき,ありがとうございます.2017年度の配属条件等に関する情報は,こちらでお読み下さい.また,4月17日(月)10:00までの面談状況概要はこちらで公開しています.更に最新情報は,研究室(23-509)前のロッカーに掲示してあります.本研究室への配属を希望する学生は,4月19日に実施される配属会まで繰り返し訪問されることをお勧めします.

なお,研究室訪問に先立ち,YouTube動画等及びHP上で先輩の皆さんのこれまでの研究成果等をご覧になり,訪問前にはできるだけ先生宛にメールするよう,お願いいたします.もちろん,アポなし訪問も大歓迎です.

2016年度の3年生情報工学コースとメディアデザインコースの学生が共同で3年次の必修科目「数理情報工学演習(S)」で開発した大縄跳び訓練ゲーム「とびとび」紹介ビデオ
 
先輩の学生が配属された半年後に研究室を紹介してくれた,数理情報工学科の紹介ビデオ

3月14日(火)に第四部, 3月12日(日)に第三部, 3月11日(土)に第二部を追加しました.

2015年4月から生産工学部ではGlo-BEプログラムがはじまり,昨年に続いて今年もStudy Abroad Program 2017 in Seattleを2017年3月5日(日)から19日(日)の2週間で実施中です.このプログラムの様子を,今年はStudy in the USA Seattle組,略称「シアトル組」と題して,引率の古市先生が現地からレポートし,生産工学部のHP上に適時掲載されます.本HP上ではその一部を掲載中です.

第一部〜出国からシアトル到着・ホストファミリーへの分宿まで〜

今年のシアトル組の参加者は13名,Glo-BEプログラムの10名に加えて一般の学生3人も加わりました.男子が11名,女子が2名で,全員が1年生です.所属学科は機械工学科,電気電子工学科,建築工学科,応用分子化学科,マネージメント工学科,環境安全工学科,創生デザイン工学科の7学科です.今年は数理情報工学科の参加者がいないのが少し残念です.本レポートでは,成田空港出発からシアトルに到着してホストファミリーに分宿する所までをレポートします.

出発日の3月5日(日)当日は春が来たかのような陽気だった.当日午後JRは総武線快速がしばらく事故により止まっていたため,3名の学生が集合時間の15:00に到着できずちょっと心配したが,あらかじめSNSを介して連絡を取り合っていたため,特に問題なく15;30には全員が集合した.カウンターでe-ticketを受け取り撮ったのがこの集合写真である.

成田空港で集合

3月16日〜18日に名古屋大学で情報処理学会第79回全国大会 が開催されており,数理情報工学科からは多数の先生及び学生が参加し,日頃の研究成果を発表しています.2日目の午前中にタイトル「交通シミュレータFITSへの自転車モデルの導入と試作」と題して発表したメディアデザインコース3年の高橋昂大君は,学生奨励賞を受賞しました.本研究は,古市研究室の先輩が代々引き継いで構築しているマルチエージェントシミュレーションのための開発実行環境FUSEの上に開発した交通シミュレータFITSの上に,新たに歩行者モデルと自転車モデルを導入した成果に関するものです.開発にあたっては,3年生の必修科目である数理情報工学演習の一環として,同じくメディアデサインコース3年の生駒宇史君に加えて,歩行者モデルを担当した4年生数理情報システムコースの今井敬太君,博士後期課程の小林篤史さんとの共同研究により実施しました.これの完成により,道路と人と自転車が混在する交通環境をコンピュータ上で再現することができ,交通安全のための対策及び啓蒙,都市計画の立案等への利用が期待されています.

学生奨励賞を受賞した高橋昂大君

日本デジタルゲーム学会の年次大会が3月11日〜12日に愛知県で開催され,情報工学コース3年の新井恒陽君が学生奨励賞を受賞しました.発表タイトルは「子どもの協調性向上を目的とした大縄跳び訓練シリアスゲームの開発」で,同じ古市研究室のメディアデザインコース3年黒田君と来嶋君の3人で数理情報工学演習(必修科目)の一環として開発した成果をインタラクティブセッションで発表したものです.本シリアスゲームは,古市研究室で長年取り組んでいる子供達の協調性をゲームの力で向上させるために開発したもので,2人から4人で行う大縄跳びを対象としたものです.シリアスゲームの内容は紹介ビデオをご覧ください.

学生奨励賞を受賞した新井恒陽君
大縄跳び訓練ゲーム「とびとび」紹介ビデオ
 

2017年2月27日にサンフランシスコでゲームアクセシビリティカンファレンスが開催されました.この会議はIGDA(国際ゲーム開発者協会)のGame Accessibility SIG主催により初めて開催される会議ですが,その中で昨年12月に数理情報工学科の古市先生が実行委員長を務めた第5回シリアスゲームジャム(SGJ5)の活動が紹介されたとの情報が現地より入りました. SGJ5は日本デジタルゲーム学会教育SIGの主催により実施したゲームジャムです.数理情報工学科からは3年生の学生を中心に13人が参加したイベントで,マスコットキャラクタのペティルは,メディアデザインコース2年生の木村直子さんがデザインしたものです.このように,数理情報工学科の学生が活躍したイベントの様子は海外で開催されるゲーム開発者のための会議でも紹介される等,学生の皆さんの活躍の場は世界のようです.

(c)小野憲史 (NPO法人 IGDA 日本)

数理情報工学科の古市昌一先生と東京工科大メディア学科の岸本好弘先生との発案により企画した第1回シリアス&アプライドゲームサミットが,2017年2月24日に東京のオランダ大使館で開催されました.主催は日本デジタルゲーム学会(DiGRA Japan)教育SIG, 共催はオランダ王国大使館."シリアス"と"アプライド"が初めて東京で出会い,ゲームの持つパワーについて両国の専門家が様々な切り口から話し合われました.

本サミットでは数理情報工学科の古市昌一先生が司会を務めた他,2年生から大学院生まで5名の学生が成果を展示し,我が国を代表するシリアスゲームの一つとして国内外の皆さんに体験していただきました.

4年生の鈴木雄次郎君が開発したLine H!tter
こちらの展示室では3年生の新井恒陽君等が開発したGo! Petil Go!と,同じく3年生の高橋昴大君等が開発した Blind Mazeを展示しました

当初は第5回シリアスゲームジャムと併催を予定していたシリアスゲームサミット,オランダ大使館との共催で2月24日(金)に開催します!名称は「第1回シリアス&アプライドゲームサミット」と命名,実行委員長は東京工科大の岸本先生にお願いし,今回古市先生は実行委員です.シリアスゲーム先進国として近年ゲーム制作会社が急増しているオランダ王国,2015年末時点でゲーム制作会社が455社もありますが,シリアスゲームの専業会社が半分以上を占め,日本とは全く異なる産業構造の国です.また,シリアスゲームの事をオランダではアプライドゲームと呼びます.これまで皆さんが知らなかった,アプライドゲームが短期間で産業分野の一つとなったオランダ王国の事を知るチャンスです!

【事前申し込み受け付け中!】(無料,定員制,残席わずか)→ http://www.mediadesignlabs.org/SUMMIT/

「シリアスとアプライドが東京で初めて出会う」その瞬間を皆で共有しましょう!第5回シリアスゲームジャムで制作したゲームの一部を展示します!他にも,九州大学のリハビリウムや千葉大教育学部の学生とグリーが共同で開発したシリアスゲーム等,我が国を代表するシリアスゲーム(の一部)がオランダ大使館に集合します!新聞・雑誌・TV等取材申し込みも受け付け中!

実行委員長:岸本好弘(東京工科大,DiGRA 教育SIG委員長)
実行委員:
・ライテ・ドウマ(オランダ大使館)
・小野憲史(IGDA Japan代表)
・古市昌一(日本大学,DiGRA 教育SIG委員)
ロゴデザイン:清水 友里(東京造形大学)
Turryキャラクターデザイン:小池 里莉(東京造形大学)

古市教授が実行委員長を務めた「第5回シリアスゲームジャム」(主催:日本デジタルゲーム学会教育SIG)が2016年12月10日,11日の2日間,東京・立川で開催され,数理情報工学科から12名(細川研究室角田研究室古市研究室所属の3年生及び1年生に加え,2名はオランダのアムステルダム応用科学大学からの留学生2名(岡研究室及び古市研究室所属))が参加し,世界6カ国の学生及び社会人の皆さんと一緒に5本のシリアスゲームを2日間で開発しました.今回のテーマは「みんなのバリアフリー」,バリアフリーに対する関心を高めることを目的としたシリアスゲームを開発しました.数理情報工学科の12名は3つのチームに分かれて開発を行い,3チーム総てが以下の各賞を受賞しました!

    • 優秀賞(Excellent VR Award)受賞,チーム:JABBEST, 作品:バリアーからの脱出VR
    • バリアだらけに建ててしまった家を,主人公の車椅子ユーザーが愛する人と暮らすためにバリアフリー住宅へと改装していくゲーム.通常の家にはどのようなバリアが存在するのか/対処法を学べる.

    • 優秀賞(Excellent Design Award)及び優秀賞(Excellent Research Award)受賞,チーム:音,作品:BLIND MAZE
    • 真っ暗闇のなか鍵を紛失してしまったため,物にぶつかったり壁に擦ってしまったりを音で方向を認識しながら進み場所を探し当てるゲーム.真っ暗な場合と明るい場合の両方で体験できるので,視覚障害の住む世界を疑似体験しながら学べる.

    • 特別賞(オランダ王国大使館 Dutch Award)受賞,チーム:KEEL,作品:Go! ペティル Go!
    • 地球の重力に耐えられず車椅子になった宇宙人ペティルが,宇宙に帰るために地球をバリアフリー化しながらバラバラになってしまった宇宙船の部品をかき集め宇宙に戻るゲーム.街中の何気ないバリアをバリアと認識し,ハード面やソフト面での対処法を学べる.

来る2017年1月26日(木)15:00~16:00,博士後期課程学生倉本氏の学位審査公聴会を実施します.学位審査公聴会とは,博士号を取得するために超える最後のハードルで,一般の方も自由に聴講,質疑を行うことができます.興味のある方は是非ともご聴講下さい.事前申し込み等は不要です.なお,古市研究室には現在は3人の博士後期課程学生が在籍しており,倉本氏が一期生です.3名のうち2名は社会人博士後期課程で,古市研究室では今後も積極的に社会人の方を受け入れていきます.

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