ユトレヒト芸術大学の学部3年生Bryan君が,数理情報工学科での5ヶ月間のインターンシップを開始しました.
シリアスゲームを共同で開発するプロジェクトメンバ(学部3年生)
数理情報工学科には様々な国の学生が数理情報工学を学びにやってきますが,オランダからはシリアスゲームの構築法を学びに来る学生が多く,今年はユトレヒト芸術大学から学部3年生のBryan君が9月から古市研究室にやってきました.
これから5ヶ月間で「メタ認知能力の向上」を目的としたシリアスゲームの開発を行い,来年2月または3月の情報処理学会または日本デジタルゲーム学会での発表を目指します.
習志野中央公園での集合写真
日蘭5人のチームで完成を目指す「メタ認知能力の向上」を目的としたゲームは,SNS上に混在する偽情報,誤情報,害意情報に加えて,プラットフォーム側に設置されたレコメンデーションアルゴリズム等により形成されたフィルターバブルやエコーチェンバ等,意図的に個人または集団を対象として各種認知バイアスを駆使して偏向した内容に加工されて発信される情報に対する対処能力を高めるためのゲームとなるそうです.ただ,課題がシリアスなため面白いゲームにするのは難しいですが,これを如何にして若者達が興味を持ち夢中になるゲームとするか,日蘭の若者達のアイデアが楽しみです.