古市研究室 新着情報
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2018年8月1日から3日まで, Postech大学(韓国浦項市)で開催された国際アプライド・ゲームジャム 2018(別名「第6回韓国シリアスゲームジャム2018」)に古市研究室の3年生4名が日本代表として参加し,3年生の塩谷彩佳さんと内田皓暉君はそれぞれ別チームとして優秀賞を2件受賞されました.おめでとうございます.

シリアスゲームとは,世の中の課題解決を目的として制作するコンピュータゲームのことで,シリアスゲームジャムとは,参加者が即席でチームを組んで48時間連続でシリアスゲームを制作して競い合うイベントです.今年世の中の課題として与えられたテーマは「認知症」でした.参加者は,オランダ,韓国,中国及び日本からの総勢75名で,5名一組で15チームが15個のシリアスゲームを制作しました.制作したゲームはこちら(https://itch.io/jam/global-applied-game-jam-2018)で公開されており,ダウンロードしてプレイすることができます.

オランダではシリアスゲームのことをアプライドゲームと呼びます.本ゲームジャムは2013年からオランダのユトレヒト芸術大学(HKU)と韓国のPOSTECHの合同イベントとして行われていることからアプライド・ゲームジャムと命名されており,2016年から毎年数理情報工学科の学生が日本代表として参加しています.

2018年6月8日から10日に中国・長春市の吉林動画学院(Jilin Animation Institute)で行われている国際大学生ゲームジャムに,古市研究室所属3年生の留学生2名が参加し,4カ国から集まった総勢73名の学生が48時間でゲームを制作中です.スタッフとして参加中の古市教授が,現地よりレポートします.

国際大学生ゲームジャムの会場入り口前

中国・吉林省の長春市は,多数のアニメーションやゲーム制作会社が集まっていることから中国東北部のクリエイティブ・テクノロジー都市として知られている. この産業を支える人材育成を行っているのが吉林動画学院であるが, 創立は2000年と,大変若い私立大学である. 本大学は,本ゲームジャムの主催者であるゲーム学院(School of Games),アニメーション芸術学院(School of Animation Art), コミック学院(School of Comics),インダストリアルデザイン学院(Shool of Industrial Design)をはじめとする12の学部を備える総合芸術大学で約12,000人の学生が学んでいる.

国際大学生ゲームジャム会場の中

本ゲームジャムは今回が3回目であり,中国からは5大学39名[吉林動画学院(28名),吉林芸術大学(4名),河北美術大学(4名),金稜科技大学(2名),吉林師範大学(1名)], 韓国からは3大学21名[金浦大学(3名),広州大学(12名),全州大学(6名)],シンガポールからは1大学11名[Nanyang University(11名)],日本からは1大学2名[日本大学(2名)]の総勢73名が4カ国の10大学から集まった.

2018年6月8日から10日まで中国・長春市の吉林動画学院行われた国際大学生ゲームジャムで,古市研究室所属の3年生の王さんが,河北美術学院及び吉林動画学院の学生と組んだチームNew Beeのメンバとして優秀参加者賞を受賞しました.おめでとうございます.48時間で制作したゲームは PathFinder. シルクロードを旅するAnnaが,旅の日記をたよりにシルクロードの各国を旅して財宝を収集する3Dアドベンチャゲームです.

2018年6月8日から10日まで中国吉林省長春にある吉林動画学院で開催される2018国際大学生ゲームジャムへ,3年生の学生2名と古市先生が参加してきます.昨年の大会は2017年10月に実施され, 4年生の学生2名が参加して WeTapを開発した新井君が優秀賞を受賞しました.今年は韓国の公州大学,金浦大学,全州大学校,シンガポールの南洋ポリテク大学が参加する他,中国からは吉林動画学院、金陵科学技術学院,河北美術学院,吉林師範大学などが参加し,総勢約80名の学生が3日間でゲームを制作します.

本大会に参加するのは,各国の大学でゲーム制作を学んでいる学生で,その場でチームを構成して2泊3日で国際協力を通じて自分たちが学んで来た知識や技量を発揮します.言語や文化,そして学んだことも異なる中,未来のゲーム産業をリードする学生達が48時間でお互いに協力して創意力と技術力を発揮する経験は大変貴重なものです.日本大学から参加する2名の学生はシリアスゲームの企画力と英語によるコミュニケーション力を発揮することが予想され,どのようなゲームが3カ国共同のチームで制作されるか,大変楽しみです.

また,今回海外の大学からスタッフとして参加する数理情報工学科の古市教授は,2014年より数理情報工学科の粟飯原助手及び東京工科大の先生方と協力してシリアスゲームジャム(SGJ)を実施してきました.毎年夏に韓国POSTECで開催される国際シリアスゲームジャムにも2016年以後毎年参加しています.SGJは今年第7回目のSGJ7を開催するべく在計画中です.SGJは現在日本デジタルゲーム学会・ゲーム教育研究部会の公式イベントとして実施されており,運営ノウハウの国際間協力が今後更にすすむことが期待されています.

米国大使館主催の米国留学フェアに古市先生が参加し,出身校イリノイ大学のブースで説明を行いました.近年米国留学を目指す高校生及び大学生が増えており,本留学フェアは昨年度までの秋葉原からお茶の水に会場を変更,それでも終日入り口に行列ができる程盛況でした.

2018年4月11日(水)13:00から研究室配属説明会が39号館408で行われますが,古市研究室の説明は6番目に行います.おそらく,13:40頃からになろうと思います.配属を希望する学生は,できるだけ次のビデオを観ておいて下さい.2017年度の3年生が古市研究室について語ってくれた研究室紹介ビデオです.

数理情報工学科の学生の中には,春休み中に各地で開催される学会発表に出かける学生が多数います. 2018年3月2日~3日に福岡工業大学で開催された日本デジタルゲーム学会には,オランダ・ユトレヒト芸術大学からの留学生ナディアさん,3年生の坂口譲君,齋藤憧弥君,藤橋良太君,船橋岳留君がが「英語の語彙能力向上を目的としたシリアスゲームFishyFishyのゲーム性向上法の提案」及び「複数人の協調体動により音楽演奏を楽しむFloorPadの試作」というタイトルで,研究成果の発表をしました.

We have released a trailer of FloorPad, an interactive music playing system played by the body motion. We will have a presentation with demo at DiGRA JAPAN conference which will be held from Mar. 2-3 in Fukuoka!

FishyFishy2 is an English Learning Serious Game aimed to improve your TOEIC score developed by junior students at Serious Game Design Labs, Nihon University & Amsterdam University of Applied Science. This work is supported by Lexxica Inc., and WordEngine is used for learning part. FishyFishy2は英語学習を目的としたシリアスゲームで,主としてTOEICのスコア向上を目的としています.学習者の英語スキルをシステム側が自動的に判断し,学習用教材の難易度が学習者のスキルの進度にあわせて自動的に調整されます. ※なお,FIshyFishy2の開発にあたっては株式会社Lexxicaのサポートを受け,WordEngineを英語学習コンテンツ部分で利用しました.

FishyFishy2おためし版(android版)のダウンロードリンクはこちら(ここをクリック)

2017年12月16日(土)と17日(日),日本デジタルゲーム学会・ゲーム教育研究部会主催による「第6回シリアスゲームジャム(SGJ6)」が東京・神田で開催され,日本・イギリス・オランダからの学生及び社会人の皆さんが集まり,2日間でシリアスゲームをジャム形式で制作するイベントが行われました. 古市研究室からは4年生が2名,大学院生が1名,オランダからの留学生1名が3つのチームに分かれて参加し,4年生の来嶋君は最優秀賞,留学生のDaniel君は優秀賞を受賞しました!

本シリアスゲームジャムの詳細な様子は以下のメディアでの記事をご覧ください.

 最前列真ん中は実行委員長・粟飯原萌さん(数理情報工学科研究生)です 最優秀賞を受賞したチーム Pee-Max 優秀賞を受賞したチーム Diggin

2017年12月28日(木),中国石家荘にある河北美術学院(Hebei Institute of Fine Arts)の動画学院(School of Animation)に古市先生が招かれ,”シリアスゲームの現在と今後”というタイトルで特別講義を行った.河北美術学院は芸術系の単科大学で,学生数は約12,000人,キャンパス内の建物は中国各地及び欧米の建築様式に基いて設計されて建てられれいるため,さながらテーマパークの中にキャンパスがあるように見え,その点が脚光を浴びて各メディアで報じられる事がある. 中国は現在売上高で世界最大のゲーム会社であるテンセント(Tencent, 騰訊)を抱える他,アニメ,ゲームそしてSNS,各種インターネットサービスをはじめとするクリエイティブテクノロジの分野が急成長をしているが,その原動力の一つとなっているのが,このような中国では珍しい私立の芸術大学である.10月に古市先生が国際シリアスゲームジャムに参加するため訪問した吉林動画学院も同様の私立の芸術大学で,おそらく両校は中国におけるこの産業分野で今後重要な役目を担っていくだろうと思われる.

講義開始前

講義では,シリアスゲームの定義及びエンタテインメント用ゲームとの違い等を説明し,数理情報工学科の学生がこれまでに制作したシリアスゲームの数々を紹介した他,日本大学の紹介を行った.講義後の質疑応答は,日本の講義ではなかなか経験したことがない程の数と質の質問が得られてビックリした.主な質問の内容は次の通りであるが,これ以外にも中国で流行っているなんとかゲームを知っているか?等の質問が次々出た.

  • (質問)数理情報工学科で制作しているシリアスゲームはあまり面白そうに見えない,何故か? (回答)シリアスゲームで重要なのは「エンタテインメント性」と「実課題の解決性」の双方であるが,これまでは後者を中心に研究を続けてきた.今後は前者の実現が重要であるが,数理情報工学科にはアーチストがおらず,我々の力だけでは難しい,そのための河北美術大学にやってきた,皆さんの力を貸してほしい.
  • (質問) シリアスゲームのマネタイジングモデルは? (回答)シリアスゲームの場合実課題の解決が第一目標のため,実課題を抱えている組織またはユーザ群をターゲットとした個別開発により収益を得る必要がある.我が国では,例えば生命保険会社がマーケティング目的で開発する例,学習用教材開発会社が教材として開発する事例等がある.数理情報工学科で開発したシリアスゲームについては,今後更にマネタイジングモデルについての検討が必要である.
  • (質問)先生のスライド中には大きな間違いがある,それは,日本大学の留学生数を示す表に中国と台湾を別に示していた点である (回答) 地域別の留学生数を示しただけで,他意はない,東北,河北等地方別の統計があれば今後は示せたら良いと思う

動画学院前で先生方と(先生方は皆さんとても若いです)

2017年12月2日(土)に生産工学部で第50回学術講演会が実施され,口頭・ポスター併せて405件の発表が行われました.数理情報工学科からも教員及び学生が発表を行い,4年生の新井恒陽君が優秀学生発表賞を受賞しました.学部全体では38名の学生が受賞し,そのうちの31名は大学院の学生で,学部生の受賞者7名のうち3名が数理情報工学科の学生,そのうちの一人が新井君でした!.

古市研究室には毎年世界中から沢山の来客がありますが,2017年11月18日(土)には日大二中の生徒さん80名が訪問され,子供たちの協調性向上を目的としたシリアスゲームを体験していただきました.1本目は3年生が開発した体の動きの変化によって4人で音楽演奏を楽しむ「FloorPad」.2本目は大学院生が開発した二人でハイタッチをすることによって表示されるラインを使ってブロック崩しを楽しむ「Line H!tter」.3本目は4年生が開発した仮想空間上で大縄跳びの練習をする「とびとび」.今回この3本はいずれもジャンプする部分で大変盛り上がり,今後のデザイン改良の参考になる情報が沢山得られました.

北海道の八雲病院で作業療法士をされている田中栄一先生が2017年11月11日(土)に研究室を訪問され,ゲームのアクセシビリティ(高齢者の方は障害を持った方に対する配慮等)について情報交換をしました.田中先生はゲームやろうぜProjectを主宰され,視線入力やゲームパッド等の工夫を通して障害を持った方がゲームを楽しめるようにするための様々な工夫をされています.当日は「力の弱い障害を持つ方のゲーム操作」というタイトルでプレゼンをしていただき,任天堂のSWITCHを片手で操作するためのゲームパッド固定装置,マリオカートを視線入力で操作するデモンストレーション等を実演していただきました.今後,障害を持った方と健常な方とが一緒に楽しむことができ,障害を持った方が健常な方と対戦して勝つ場合があるようなゲーム及び入力装置の開発に向けて,うちの研究室のシリアスゲーム開発チームと今後も交流をすすめて参ります.

日大生産工学部では海外の多数の大学と協定を結び,交換留学制度等を実施しています.その中の一つが米国オハイオ州にあるKent State Univerisy(KSU)ですが,2017年11月10日(金)にKSUのESL所長他が古市研究室を訪問され,3,4年生の学生の研究風景を見学されました.見学先の研究室ではオランダのアムステルダム応用科学大学(HVA)から1名の学生が2017年9月から2018年2月までインターンシップ学生として日本人の学生と一緒に「数理情報工学演習II」の一環としてシリアスゲームを開発しており,海外からの留学生と日本人の学生とが英語によりソフトウェアを共同で開発している様子をご覧になり,数理情報工学科は国際性の面からとても良い教育環境だとお褒めの言葉をいただきました.交換留学とは相互に留学することですが,数理情報工学科の学生で米国またはオランダの大学への留学を希望される学生は,是非とも事務室までお問合せください,数理情報工学科には海外で学ぶための様々なチャンスが用意されています.

シリアスゲームとは,世の中の諸問題解決を目的として開発されたコンピュータゲームのこと.今年も日本デジタルゲーム学会の教育研究部会ではシリアスゲームジャムを開催しますが,今回の実行委員長は数理情報工学科の研究生粟飯原萌さんが行います.テーマ(世の中の諸問題)は「えいごでコミュニケーション~English Please~」.2020年に改訂となる文科省の教育指導要領で導入される小学校3年生からの英語学習の時間,これをターゲットとして,家庭における親子のコミュニケーション促進を目的としてシリアスゲームを,ゲーム制作やソフト開発に興味のある各国の学生やプロの皆さんが集い12月16日と17日の2日間で制作します.どんな作品ができるか,楽しみですね!

次のページでは事前レクチャ動画をご覧いただけます.

2017年10月16日(月)~18日(水)に中国・吉林省・長春の吉林動画学院(Jilin Institute of Animation)で国際ゲームジャムが開催され,数理情報工学科からは4年生の学生2名と教員1名が参加しました.参加者はアジア4カ国(中国から3大学,韓国から2大学,シンガポール及び日本からは各1大学)の7大学から55人の大学生が集まり,それぞれ必ず3カ国の学生を含むように各自が全部で10のチームを編成し,48時間でシリアスゲームを10本制作しました.与えられたテーマは「Games for Health -10歳以下または65歳以上-」,中国でもシリアスゲームに対する関心がオランダや韓国と同様急速に高まっている様子が伺えました.

数理情報工学科の新井恒陽君が編成したチーム Whale は中国人3人(プログラマとアーチスト),韓国人2人(ゲームデザイナとアーチスト),日本人1人(プログラマ)とスキルがバランス良く編成され,二人で協調してプレイするシリアスゲーム We Tap を開発,優秀賞(銀賞)を受賞しました!もう一チームは日本人1人(プログラマ)以外中国人5人と韓国人1人でしたが,アーチストが4人集中したのが敗因となり,受賞を逃しました.

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