春休み中数理情報工学科の一部の学生は日頃の研究成果を学会で発表します. 2022年2月11日〜12日に開催された日本デジタルゲーム学会第12回年次大会には,高橋亜佑美先生が大学院におけるプロジェクト演習型講義の成果を「PBL型演習におけるeスポーツイベントの試み」というタイトルで発表した他,3年生の学生3グループがそれぞれ「メディアリテラシー教育を目的としたWebゲームの試作」,「防災気象情報の理解と活用を目的としたアドベンチャーゲームの試作」,「Clusterを利用した空間把握能力向上を目的としたシリアスゲームの試作」というタイトルで発表しました.
2022年度の古市研究室への配属は,学科最多の12名となりました.2009年度の1期生が10人だった時には国立大学等と比べて数が多くてビックリしましたが,今では研究室内で密とならないよう座れる人数(うちの場合は15人)であれば,何人でも全く問題ありません.
2022年3月25日(金)日本大学では卒業式が行われ,古市研究室からは12人の学生が卒業しました. 彼らとは3年時に配属となってからずっとオンラインでゼミを行ってきたため,個別には何度か会っているものの,全員が一同に研究室に介したのは今回が初めて.仕事が落ち着いてコロナ禍も一段落したら,このメンバで集まる約束をしました. 卒業,おめでとうございます!
2022年3月に卒業する4年生と一緒に卒業写真を撮りました.撮影当日大学に集合することができたのは13人中11人でした.研究室に配属されてから約2年,全員が集まることができた機会は数回だけでしたが,同期の結束はこれまでと変わらずだったと思います.古市研究室第12期生は3月25日に卒業式を迎えます.
中国長春の吉林動画学院 (Jilin Animation Institute School of Game)で2021年11月15日から25日まで行われていた国際大学生ゲームジャム(ICSG)2021が2021年11月26日に閉幕,数理情報工学科から日本大学代表として参加していた艾嘉豪(ガイ カゴウ)君がプログラマとして参加していたチームSakura Scoutが銀賞を受賞しました!
毎年年末になると,様々な企業の方が来年の採用活動について古市研究室を訪問されます.先日12月7日に来られた(株)東芝の岩瀬氏は,採用活動の話しはもちろんのこと、日本大学工学部ではキャリアデザインを教えている非常勤講師ということで、オンラインの講義で使っているビデオスイッチャやカメラや機材のセッティングの話しで小一時間盛り上がったとのことです.
岩瀬氏は古市先生が利用しているスイッチャの上位機種を利用しており,机上カメラやプロンプタまで利用して,相手と目線をあわせる工夫をされているとのこと.スイッチャのメーカの方にもよく知られているようで,オンラインでの会議や教育現場での機材の利用法に関する集まりで講演をする機会もあるそうです.古市先生によると,上には上の方がいるものだ,今後は岩瀬氏のことをオンラインの師匠と呼ぶことにした,と話していました.
古市研究室では学生が毎年多数のシリアスゲームを開発していますが,実際に企業で継続的に使われるシリアスゲームは数少ないです.その中の一つ「とびとび」(新井恒陽氏が3,4年生の時に開発)が,先日来秋葉原の近くにある (株)東京技術計算コンサルタントで社員の健康管理の一貫として現在使われています.また,とびとびとあわせてTANOTECH(株)からお借りしているシリアスゲームTANOを古市研究室から貸与しており,TANOも休み時間等に社員の皆さんが利用してくださっているようです.
以前審査委員を務めたNHK Japan Prize (日本賞)のエントリを現在受付中です. Japan Prizeは,音と映像を用いた教育コンテンツの質の向上を図ることにより、世界の教育メディアの発展に資するとともに、国際的な理解と協力に貢献することを目的としてNHKが実施している国際的な映像コンテンツのコンテストで,「デジタル映像部門」の中にはゲームも含まれます.教育を目的としたゲームを開発されている皆さまのチャレンジを期待しています!
ACMが主催する国際学会SIGGRAPH Asia 2021が12月に東京で行われます.前回日本で開催されたのは2018年で,その際には古市研の学生がSV (学生ボランティア)として参加し,その後オランダのユトレヒト芸術大学へ交換留学生として留学した後,CGの会社に就職しました.
例年,SIGGRAPH Asiaの学生ボランティアプログラムには10以上の様々な国や地域から200名近い学生の皆様にご参加頂いており,学生の国内志向が強いとも言われる昨今,広く世界に目を向けて意識を移し,国際的な活動をするよい機会だと好評を博しているようです.学生ボランティアの皆さんは,主に当日のセッション運営補助を担当するようです.学生ボランティアにはフルカンファレンスパスが無償で提供され,会期中のほとんどのセッションを聴講することができる点も大きなメリットです.会期中の全ての時間が拘束されるわけではないので,空いた時間にセッションを聴講することができます.
興味のある学生は各自で応募してください,質問のある学生は古市までメールで問い合わせてください.
4月1日から2021年度前期のガイダンスが始まります.ガイダンス資料は以下のサイトからダウンロードできます.
2021年度(第13期)の研究室配属が先週決まり,10名の学生が新たに古市研究室のメンバとなりました.配属2週目の2021年4月28日(水)にはゼミでモデリング&シミュレーションの入門講座を行い,続いてUNITYによるゲーム制作演習を3時間連続で実施,そして続いて4年生主催による新人歓迎会をオンラインで行いました.歓迎会はまず4年生の自己紹介からはじまり,久し振りの自己紹介を聞いてその時点で既に盛り上がりました.その後3年生の自己紹介が続き,共通の出身地や趣味等,3年生の名前と顔をだいぶ覚えられたのではないでしょうか.2名の学生が小学校または高校時代を海外で過ごしたのは,11期までの学生にはなかったことでした.また,中国からの留学生が2名だったのも10期生以来3年振りです.
歓迎会のメインイベントは,Zoomのブレイクアウトルーム機能を利用して5チームに分かれて行った謎解きクイズ形式の脱出ゲーム.企画とファシリテータを4年生の小林さんと和久井さんが行ってくれましたが,業者が実施する同様のイベントと同等のクオリティにビックリしました.問題を発出する部分の自動化を工夫すれば,これを業務とできそうです.研究室や会社のイベント等での実施に興味のある方は,学生を紹介します,お声掛けください!
3年生は来年3月の学会発表を目標に,これからシリアスゲームの構築法を学んで世の中の課題解決に挑戦します.
2021年3月13日(土)にオンラインで開催される第11回日本デジタルゲーム学会のインタラクティブセッションで体験できます,古市研究室3年生のデビュー作品「ColorsPassport」.
元々は部屋の中で皆で楽しむゲームとして開発しましたが,急遽オンライン版も開発,Zoomのカメラに色のついたオブジェクトをかざすと,海外旅行先の塗り絵が完成します.成田空港のチェックインカウンタに集合し,スーツケースをコンベアに乗せて自分のスーツケースの色を正しく指定するところからゲームは始まります.皆で一緒にハワイ,エジプト,ロンドンへの団体旅行を楽しみましょう.皆で一緒にハワイ,エジプト,ロンドンへの団体旅行を楽しみましょう!
NHK総合「歴史秘話ヒストリア」は2009年から続いてきた番組ですが,2021年3月17日が最終回を迎えます.この番組中ではこれまでの番組の振り返りや後継番組が紹介されるのではないかと思いますが,「歴史探偵#2黒船襲来」(2020年2月放送)の番組中古市研究室での収録部分(このリンク先の番組の一部)も使われる予定です.歴史秘話ヒストリアがなくなるのは残念ですが,歴史探偵が今後レギュラー化するのは大変嬉しいです.
古市先生は人の行動等を人工知能技術を用いてコンピュータ上で再現するモデリング&シミュレーション技術及びシリアスゲームへの応用で知られていますが,近年この技術を戦国時代の戦いを再現するために用いる機会が増えています.今回TVの歴史番組からいただいたテーマは,1575年に設楽原(愛知県新城市)で行われた徳川・織田連合軍と武田軍との長篠の戦い.徳川・織田連合軍と武田軍をあわせると約4,000丁の火縄銃が使われた戦いとして有名な戦いを数理情報工学科の古市先生と日本大学理工学部の粟飯原萌先生とで再現し,どのような戦いであったのかを,歴史家の先生方と一緒に観戦するのが目的です.
日本大学文理学部・宮田研究室と古市研究室とはゼミを合同で行う等協力関係にありますが,CHI 2021 (Computer Human Interaction)に宮田先生が投稿した論文が採録されました!アクセシビリティの向上を目的とした研究は,今後もどんどん進めます.
2021年2月6日(土)に再放送される「歴史探偵〜本能寺の変」では,亀山城から本能寺までの明智光秀による深夜の行軍ルートを検証する部分で出演します.よろしければご視聴ください(番組内容の詳細はこちら).
2021年1月29日,日本経済新聞朝刊文化欄に,「社会を変えるゲームの力」が掲載されました.以下で記事の一部を閲覧できますが,その他は図書館または電子版でお読みください.なお,日経電子版では「シリアスゲーム、楽しく遊んで社会を変える力」というタイトルになっています.