今週のゼミで3年生の志甫君が一部を紹介してくれた2009年2月号のACM論文"Women in Computing Take 2"には,米国におけるCS(Computer Science)を専攻する女子学生数のこの10年間の変化が紹介されていた.
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学部でCS(Computer Science)を専攻した女子学生数
- 1995年:7,063人
- 2005年:11,235人
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大学院でCSを専攻した女子学生数
- 1997年:9,881人
- 2005年:12,061人
学部も大学院も,女子学生の数は着実に増大している.大学院の方が学部より多いのは,おそらく留学生が多いからであろう.僕がUIUCのCSへ留学していた時も,確かに女子学生は留学生の比率が多かった.いずれにせよ,学生のCS離れが続いている中で,女子学生が着実に増えているのは,CSにおける女子学生を増やすための活動を続けてきた関係者の皆さんの努力の賜物であろう.
我が生産工学部では同様の活動が行われていないのかと思っていたところ,女性教員の方々と女子学生が中心となって,「工学系女子学生をふやそう!キャンペーン」を実施しているのを先日知った.詳細内容はいずれ学部のホームページ上で紹介された後にここでも紹介しようと思う. 7月12日,8月1日及び8月2日に実施されるオープンキャンパスで,関連するイベントが行われるようである.是非とも,我々男性教員や男子学生もこの活動を応援したいと思う.
で,我が研究室を見渡すと,現在所属している10名の学生は全員男子.是非とも,来年は本研究室においても女子学生を増やそうキャンペーンを実施したいものである.