2025年10月31日(金)に韓国ソウルの「Seoul Culture Highschool (ソウル文化高校)」から教員を含めて20人の方が研究室を訪問されました.
当日はまず未来工房を見学して生産工学部ではモノづくりを重視した大学であることを紹介,続いて古市研究室を訪問してモノづくりとしてのソフトウェア開発とシリアスゲームについて講義をしました.講義中では「我が国における社会課題として①少子高齢化,②都市部以外における過疎,③ソーシャルメディアを利用した影響工作等」を例として挙げ,学生が開発しているシステムゲームを紹介.講義の途中で韓国の学生に「韓国における社会課題は何ですか?」と質問したところ,①はおそらく日本より深刻である旨回答があった他,その他は日本と同じですとのことでした.
続いてeスポーツスタジオへ移動し,学生が開発したシリアスゲーム2本(MMMとCLiQ)を使ってeスポーツ大会を行いました.MMMは英語版を使ってプレイしてもらいましたが問題なく全員で競うことができ,優勝した生徒さんのスコアは,東京ゲームショウ2025での最高得点と互角のスコアを叩き出して驚きでした.CLiQの方は韓国語版を使ってプレイしてもらい,ソーシャルメディアの危険性と正しい使い方についてもっと学ぼうね,と理解してもらえたようです.
大会の後質疑応答を行いましたが,シリアスゲームと社会課題について次々と質問が出され,数理情報工学科の大学生やオープンキャンパス等で訪問する日本の一般的な高校生の皆さんと比較すると,圧倒的にシリアスゲームについての関心が高いように感じました.特に,一番最後の質問「古市先生が考えている現在最も重要と考える社会課題は何ですか?」には,諸外国での実情を踏まえてじっくりと回答することができました.




