交換留学制度「台湾・中国科技大学」

交換留学制度「台湾・中国科技大学」

台湾の中国科技大Computer Scienece学部と日本大学生産工学部数理情報工学科は,2013年3月19日に学術交流協定に調印し,以来両校の間では交換留学を始め教員の相互研究交流を行っています.学術交流協定の調印式には松井学部長(当時)を始め,数理情報工学科からは細川教授,角田教授及び古市教授が参加しました.台湾への留学を希望する学生にはまたとない機会である他,台湾からの留学生を以後積極的に古市研究室では受け入れています.

台湾・中国科技大学は台北及び新竹にある総合大学で,数理情報工学科に来る交換留学生は台北のデジタルメディアデザイン学科から1年間来ます.2019年度に古市研究室に来た3年生の柯文筑さんは,日本語による授業受講は不得意でしたが,英語と中国語と日本語のトライリンガルで,数々の国内及び海外でのゲーム制作大会に参加し,複数回優秀賞を受賞しました.

2020年2月3日,日本大学の修了証書をもらった時の柯文筑さん

2019年6月29日(土)~7月1日(月)に中国・吉林省・長春の吉林動画学院(Jilin Institute of Animation)で開催されてた国際ゲームジャムで,日本代表として参加した数理情報工学科の3年生柯文筑さん(台湾の中国科技大からの交換留学生)が所属するチーム”Panda Eyes”が開発したゲーム”Hungry Panda”が最優秀賞(金賞)を受賞しました!

なお,日本からはカプコンのゲームクリエイター(モンスターハンターのワールドディレクタ)徳田優也氏がゲストとして参加し,参加者に向けて講演を行いました.徳田氏とは帰国時にインチョンまで同じ飛行機となり,柯さんとはフィリピンのトカゲの話しがきっかけとなって古市先生と3人でゲーム会社への就職の話題で盛り上がりました.

カプコン・モンスターハンターのワールドディレクタ徳田優也氏とは,ゲームジャムの期間中と日本への帰国途上ですっかり仲良くなりました

2019年12月8日(日)から第8回シリアスゲームジャムが行われ,15日(日)までの1週間で25人の学生と社会人が即席のチームを組んで5本のシリアスゲームが開発されました.古市研究室からは3名の学部3年生,数理情報工学専攻からは1名の大学院1年生が参加し,3年生の柯さん(ニックネームはりっちゃん)がデザイナとして参加したチーム「マーベル」の制作したゲーム「Telepathy」は最優秀賞(Grand Prix Award)とデザイン部門の優秀賞(Excellent Design Award)を受賞しました.また,大学院1年生の齋藤君(ニックネームはとうや)はリサーチ部門の優秀賞(Excellent Research Award)を受賞しました.おめでとうございます!

シリアスゲームとは「世の中の課題解決を目的として開発したコンピュータゲームのこと」ですが,今回解決する課題は「アクセシビリティ(バリアフリー)に対する理解の向上」,そして参加者に与えられたミッションは「障がい者と高齢者と健常者が共通の土俵で競うことができるディジタルゲームを制作せよ!」でした.チーム「マーベル」はヒューマンアカデミー秋葉原校1年の小野君が人生初のディレクタを努め,東京工科大の朱君(Zhu)と中国・長春の吉林動画学院の陈(Chen)さんがプログラマ,吉林動画学院の尚君(Shang)と日本大学の柯さん(りっちゃん,台湾・新竹の中国科技大からの交換留学生として古市研究室に在学中)がデザイナを担当した国際色豊かなチームでした.Telepathyでは「競う要素」が「一緒に楽しむ要素」として実現されました.「同じ土俵」の要素は,皆さんぜひともTelepathyをダウンロードしてプレイし,実感してみてください.バリアフリー/アクセシビリティに対する理解が,Telepathyを通して深まるのではないでしょうか.なお,日本大学の柯さんと吉林動画学院の尚君は6月に中国・長春で開催された中国国際学生ゲームジャムでも同じチームを組んで最優秀賞を受賞したので,二人にとっては今年2大会連続の最優秀賞受賞となりました.