2026年3月6日〜8日に第88回情報処理学会全国大会が愛媛県松山市の松山大学で開催され,大学院博士前期課程2年の岡田万実さんが研究成果を「広告へのバイアス付与と消費者行動のモデル化と評価」というタイトルで発表,大学院博士後期課程3年の関口和巳君が2025年度山下記念研究賞受賞の授賞式(受賞タイトル「インフルエンスオペレーションにおける情報の発信・拡散及び影響のモデル化」)参加してきました.情報処理学会全国大会は約1,500件の発表が行われて約3,000人の参加者が集まる大きな大会で,古市研究室から参加するのは久しぶりでした.
岡田さんの発表は,2024年11月に石川県の加賀温泉で行われた情報処理学会CN研究会での発表成果をベースに更に実験をすすめて得られた成果を発表したもので,関口君の受賞理由は同じCN研究会での発表内容に基づいて受賞したものです.どちらも,認知バイアスがどのように人に影響するかを,認知戦における代表的な工作手法である「影響工作」という視点で体系化したものと,「広告/マーケティング」という視点での体系化と実験結果をまとめたものです.これらの成果は,東京ゲームショウ2025に出展したゲームCLiQにも応用される等,2024年来約2年間の古市研究室で注力してきた「認知バイアスと人への影響」に関する研究も,これで一区切りとなります.
同テーマの研究は今後も古市研究室で継続しますが,今月25日には今回発表または受賞した学生を加えて4名の大学院生が修了する他4年生3名が古市研究室を卒業します.4月からの新年度は新たな学生を迎えて新体制となり,研究の主軸をシリアスゲームの更なる普及に向けて,組織的知能,ヒストリのアーカイブ,要求定義へのシリアスゲームジャム方式応用,教育支援へのゲーム応用の研究を継続する予定です.



